添付した写真は、ピラミッドで有名なギザから程近いサッカラに残っている、建築技師「イムホテプ」がデザインした建物で、今から約4500年以上も前のものとは到底思えないほど、端正な(そして、モダンな)たたずまいを見せている。
サッカラはイムホテプが様々な技術的挑戦を行った場所で、彼の手によるバラエティー豊かな建造物が残されているが、エジプト(そして、世界)最古の「石のモニュメント」として、また後のギザのピラミッドの建造へと繋がる試金石としても貴重な、「階段ピラミッド」で名高く、大勢の観光客で賑わっている。
イムホテプは、その卓越した技術的力量が褒め称えられて、クレオパトラで知られたプトレマイオス朝時代に、歴代のファラオ以外で、唯一「神」として崇められるようになった、いわば「本当」の「建築家の神様」である・・ニックネームの「神様」ではない。
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